子どもの自己肯定感を高める4つの方法

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こんにちは!日野 里映(ひの りえ→プロフィールはこちら)です。

 

子どもたちに毎日接していると、自己肯定感が低いな〜と思うことがしばしばあります。

たとえば、「絶対に合っている答えでないと手が挙げられない」とか、

「まわりのクラスメイトの様子を見ながらでないと物事を始められない」とか。

その反対に何かというと「自分は天才だ」と言っている子もいて、それはそれで自己肯定感が高いのではなく、裏返しで言っているのがわかったり。

自己肯定感の低さが日本の子どもの幸福感を世界最低レベルにしているとも言えます。

どうやったら子どもの自己肯定感が上がるのか?

教員だけでなく、親の立場としてもできることを書いてみます。

目次

自己肯定感って何?

自己肯定感=ありのままの自分を受け入れ、尊重する感覚(自分のことを肯定できる感覚)

似た言葉に「自己重要感」という言葉もあります。

自己重要感=自分は価値のある大切にされるべき存在だと感じること

生きていれば何かしら嫌なことや困難なことにあいます。

そんなときも「自己肯定感」があれば、落ちていた心も少しずつ上にあげていくことができるのです。

ときには子どもの命を守り、子どもが生きやすくなる「自己肯定感」を是非身につけてあげたいものです。

こどもの自己重要感を満たす4つの方法

今回はこどもの自己重要感を満たす方法を考えたいと思います。

①子どもの存在自体をスペシャルだとあなたが思う。

あなたが親だったら自分の子ども。

あなたが祖父母だったら自分の孫。

あなたが教員など仕事で子どもと接しているのなら、その子ども

その子どものの存在をスペシャルだと「あなた」が感じること

それが子どもの「自己肯定感」を高めるための根底にあるものだとわたしは考えます。

自分のことを大切だと思っていない親、祖父母、指導者などからいくら口先ばかりのほめ言葉をもらっても自己重要感なんて育ちません。

子どもは本当にかしこいのです。

その子どものことをスペシャルだと思っていない人から何を言われても本当に心に刺さるなんてことはないのです。

 

②まず関係性を作る。

親や祖父母ならば普通に接していたらある程度の関係性はできていると思います。

が、教員など指導者の立場ならまず子どもとの関係性を作らなければ話になりません。

子どもが信頼や尊敬してない人からいくらほめられても何も心には響かないからです。

関係性を作るためには以下のようなことが考えられます。

  • 小さい子なら一緒に遊ぶ。
  • 大きい子ならお話をいっぱいする。
  • 話しかける時には名前を呼ぶ。
  • 髪を切った、持ち物が新しくなった、顔色がいい、などすぐに声かけをする。

 

これらのことをすることで「この人は自分のことをちゃんとみてくれてる」という安心感を与えます。

そしてその人の言葉がすっと入るようになるのです。

言葉だけではありません。

生き方も影響されるようになるでしょう。

③ほめる。

①、②があった上で、やっとほめることができます。

ほめる時には結果はもちろんほめますが、過程や今までできなかったことができたときにほめる、他の子ができてその子にできなくても、その子のがんばりに応じてほめるなど工夫します。

日本人はほめない人が多いので(特に親)ほめすぎかな?くらいでちょうどいいです。

保護者の方とお話させていただくと、本当にほめない人が多い。

日本は基本的に「ほめる文化ではなく(身内のことは)けなす文化」です。

「愚妻は〜」とか「愚息は〜」なんて例はたくさんあります。

けれども、それは昔の話。

わたしはもっともっと身内だってほめていいと思います。

子どもは自分に関することはよ〜く聞いていますから。

 

④叱る。

そして叱ることです。

叱る場面では本気で叱ることです。怒るのではありません。

最近はほめる子育てが流行っていて叱られたことのない子どもも実際います。

それはそれで子どもがかわいそうです。

学校や社会に出たときに叱られたとき、「怒られた」と感じ、立ち直れなくなり、自己肯定感も自己重要感もなくしてしまう子がいます。

本当にいるのですよ。

叱ることは絶対に必要です。

そして本気で叱れば、子どもは絶対にわかってくれます。

子どもは本当にかしこいですから。

まとめ

以上4つの「子どもの自己肯定感を高める方法」を書きました。

日野 里映
でも本当はあなたの自己肯定感を高めるのが先なんですよね!

そう、自己肯定感の低い大人に育てられれば、自己肯定感が高い子どもに育つことはあり得ません。

だから、まず大人からなんです。

 

 

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