こんにちは!日野里映です。
父の四十九日の日に母から「忌明けの風習」について教えてもらいました。
目次
灘行き(なだゆき)とは?
それは「灘行き」といいます。
四十九日が明けると、稲佐浜で手を洗い清め、そこの砂を持ち帰り、出雲大社の素鵞社(そがのやしろ)に奉納するという行事です。
母は砂のことを言っていたので、砂だけにしましたが、インターネットで調べると海藻や海の水を持ち帰るという説もあるようです。
私たちは砂だけにしました。
稲佐の浜
稲佐の浜とは、島根県出雲市大社町にある砂浜。国譲り神話の舞台でもあります。
この弁天島が有名です。
稲佐の浜で手を洗いました。(お清め)
その時に砂を袋に入れて持ち帰りました。
出雲大社
稲佐の浜でのお清めが終わった後、出雲大社へ行きます。
本殿のちょうど裏にあるのが素鵞社(そがのやしろ)。
小高い丘に素鵞社があります。
摂社の中でもいつも賑わっていたので何故かな?と思っていましたが、「灘行き」の砂を納めるところだからですね。
私たちの他にも砂を持っている人が数組見かけました。
平日なのに、かなりの賑わいでした。
↑砂の入れ物が2つ並んでいます。
右に稲佐の浜から持ってきた砂を入れ、左の砂を持ち帰ります。
持ち帰った砂は家の周りにまいて清めます。
まとめ
いろいろな風習がありますね。
このような四十九日の風習は全然知りませんでした。
これでやっと忌が明けたので神社にお参りすることができます。
忌明けにお参りできたのが出雲大社だなんて感動です。