こんにちは!日野 里映(ひの りえ)です。
緊張して頭が真っ白になった経験はありませんか?
私はつい最近あります。
仕事中、とても緊張する場面での出来事。最初「それほど緊張してないな。楽勝楽勝。」と思っていました。
それが、途中でちょっと戸惑う場面が出てきて普段だったら、すんなり乗り切れるところで「あー、私今とても緊張してる」と思ったんですね。
そしたらダメでした。「あっ、頭が真っ白ってこういう状態なのね。」と変に冷静な自分もいましたが、その場はうまくおさめることはできず、ごまかしただけでした。
終わってから冷静になってみたら、なんてことないことだったのに。
今回は頭が真っ白でも特に仕事上すごく失敗するとか不利益をこうむるとかではないので良かったですが、「頭が真っ白」にならないに越したことはありません。これからの人生で。
ということでぴったりな本を見つけました。
精神科医YouTuber
精神科医でベストセラー作家でYouTuberでもある樺沢紫苑さんの『いい緊張は能力を2倍にする』という本です。
樺沢紫苑さんのことを知ったのは2015年春頃です。
最初に知ったのは『読んだら忘れない読書術』という本です。
それからYouTubeの「樺チャンネル」も知って毎日のように動画を見続け今に至ります。
著書も『読んだら忘れない読書術』以降は全て持っています。
自殺者を減らすためには精神疾患をなくさないといけない→病気になった人を治すだけでは追っつかない→まだ健康な人が精神疾患などの病気にならないように精神医学や心理学をわかりやすく伝える活動をしている方です。
本もとても好きですが、YouTubeは動画でのわかりやすさで同じことを毎日毎日伝えてくれるので、睡眠、運動、アウトプットの大切さが嫌ほどわかります。
いい緊張
この本には、前提としてまず「緊張は適正なものであれば悪いものではない。むしろ程よい緊張はあなたの力になる」と繰り返し述べられています。
緊張の原因は「交感神経が優位」、「セロトニンが低い」「ノルアドレナリンが高い」の3つだと断定されています。
樺沢紫苑さんはたくさんの学術データを使って説明されるので、とても論理的かつ納得がいきます。
これらの緊張感を緩和する方法としてたくさんの方法が紹介されていますが、私がいいな〜と思ったものを紹介します。
1分深呼吸
YouTubeの動画でも「緊張したときは深呼吸」だと紹介されていました。そうするとコメント欄に「深呼吸したけど、効果なかった。」と書く人がいるそうです。
が、正しい深呼吸ができていないだけだと樺沢さんは書いています。
正しい深呼吸とは5秒で息を吸い、15秒かけて吐く。
やって見るとわかりますが、息が続かないくらいゆっくりです。
確かにこれを4回(つまり1分)やれば、かなり心は落ち着いています。
いつでもできるように普段から練習が大切だそうです。
10秒笑顔
これは、深呼吸よりも即効性があります。
1分もかかりません。10秒間笑顔を作るだけで、副交感神経がオンになって過緊張がやわらぎます。
これは私も経験済み。
これも緊張時に笑顔が出せるように普段からのトレーニングが必要。
樺沢さんは髭剃りの時に笑顔トレーニングをするそうです。
私もこの本を読んでから鏡を見つけたら笑顔トレーニングをするようにしています。
1秒で姿勢を正す
深呼吸、笑顔は知っていたり、薄々感じていたりしたことですが、これは本当に初耳でした。
これが一番即効性があります。
1秒です。
姿勢を正すだけ。
セロトニンは姿勢と深く関係していて、セロトニンが弱まると抗重力筋がコントロールを失い、背筋が丸くなるそうです。
ちなみにうつ病とはセロトニンが著しく低下した状態です。
だから背筋を伸ばすだけでセロトニンが活性されるそうです。
笑顔は人前では恥ずかしかったりして「いつでもできる」というものではありませんが、背筋を伸ばすだけなら恥ずかしくも時間もかかりません。
実際、この本を読んでから「緊張したな」と思ったら、いつもよりも姿勢をよくしています。すると確かに効果があります。堂々感が演出できるだけでなく自分も堂々とした感じがします。
一生モノかな、と思います。
まとめ
今回の本も付箋だらけになりました。
より良い人生を生きるために「読んで損はない」一冊だと思います。
おすすめです。
誰でも緊張はします。
それをどう味方につけるか、ということですね。
|