こんにちは!日野 里映(ひの りえ→プロフィールはこちら)です。
『未亡人26年生が教える心地よいひとり暮らし』という本を読みました。
この本は、現在62歳のシニアブロガーのりっつんさん初の著書になります。
『未亡人26年生が教える心地よいひとり暮らし』
『未亡人26年生が教える心地よいひとり暮らし』
りっつんさんは36歳で未亡人になり、2人のお子さんを育てられました。
59歳の誕生日に息子さん(こびと株さん)から「りっつんブログ」の型枠とデジタルカメラをプレゼントされました。
それから3年間ブログを続け、それが本になったというので、すぐに取り寄せ読んでみました。
この本を読んでみたいと思った理由は以下の2点です。
こどもが巣立ってときが経てば、いつ「ひとり暮らし」になるかわかりません。
それに「ひとり暮らし」って憧れでもあります。
こどもが巣立ったあとの「ひとり暮らし」に興味があったから、というのが1点目。
もう一つの理由はブログの書籍化です。
若い方のブログ書籍化はよく聞きますが、有名人でもない(こびと株さんの母ということは伏せられていた)59歳からブログを始めた方がどのようにブログを書き、書籍化にいたったのかを知りたかったのです。
以上の2点からこの本を読み進めました。
ブログは読んだことがありませんでしたが、本はすらすらすらすら読めます。
途中で止まりたくないくらい。
この本から心が揺れたポイントを3つ紹介します。
①子育ての最大の試練は子離れ
息子が大学を卒業したら、面倒は絶対にみない。
大学を卒業したら、たとえ家から通える場所に就職したとしても、家を出ていってもらおう
りっつんさんは、「息子たちが自立した人になってもらうこと」を子育ての最終目標にしました。
そのために大学を卒業したら出ていかせる、ということを決めたのです。
「たとえ家から通える場所に就職したとしても」というのはわたしには無理です。
相当な覚悟で子育てをされていたのがわかります。
②同居猫シャンクス
第2章は丸々飼い猫の話です。
子猫は本当にかわいいもので、家の中がパーッと明るくなり、その晩から笑い声が増えました。
当時、息子たちは高校生。なんとも汗臭い空気のわが家に、この子猫は柔らかな風邪を運んできました。
わたしは犬を飼っているので、本当にわかります。
家の中が明るくなり、ペットの話題で話も弾みます。
なにより生命体が発するエネルギーが家の空気感まで変えてしまうのです。
③大みそかは1人で
りっつんさんは大みそかは1人で過ごしています。
息子さんたちには大みそかには来なくてもいいと伝えているそうです。
あぁ、なんともうらやましく感じてしまう。
大みそかだけではなく、「ひとり暮らし」に憧れてしまいます。
家事も1人分なので最小限ですみますし、自分の好きなことがずーっとできる。
わたしの場合、延々動画を見たいのですが、家族がいる時間は遠慮してイヤホンをしています。
でも本当は全部イヤホンなしで聞きたいのです。
土日も誰かいるし、1人の時間が欲しいのです。
今年は夏休みが少なく、休みの日も誰かが家にいたので余計にそう思うのでしょう。
あぁ、1人になりたい。
まとめ
今回は『未亡人26年生が教える心地よいひとり暮らし』を読みました。
「ひとり暮らしうらやましいな〜」、とか「子どもが自立しててうらやましいな〜」とか思いながら読みすすめました。
でも特にお子さんが小さい頃には、わたしたちには想像もつかない不安な夜を過ごされたことでしょう。
そのりっつんさんのがんばりで立派なお子さんに成長されたんでしょう。
そしてそのお子さんのすすめでブログをやったことで書籍化までしてしまったというサクセスストーリー。
教育って偉大だな。
そう、思います。
わたしは全然できていませんが、子どもをもうちょっと手放そうと思いました。