こんにちは!日野 里映(ひの りえ)です。
『超効率勉強法』という本を読みました。
この本は、「先生に教わったやり方」を根底から覆す科学的なメソッド35が紹介してある本です。
最短の時間で最大の成果を手に入れる超効率勉強法
「先生から教わったやり方を根底から覆す」という挑発的な態度がいいです。
なにがいけなかったんだろう?と興味をひかれ手にとりました。
うちにはまだまだ学生の子供がいますので、その子たちにも役立ちそうだし、学校の子どもたちに教える時にも役立ちそうだし、何より私の勉強に役立つかな?と思い読んでいきました。
そのなかから私のアンテナに引っかかった3つのことを紹介します。
① いい勉強法は「想起」
「先生から教わった悪い勉強方法」として7つのことが紹介されています。
詳しくは本書を読んでもらうとして、私がやっていて「あかん勉強法なんや〜?」と思ったのが、ハイライト、アンダーラインをひくこと。(アンダーラインをひいてみました。)
「ハイライトやアンダーラインは勉強した気になるだけの「気休め」であり、覚えたいことを脳に刻み込むのに役に立たない」、とバッサリでした。
覚えるのには役に立たないかもしれませんが、子どもの注意を引くのにはいい方法だと思っています。
だから私は授業では使い続けます(きっぱり)。
例えば算数の問題でキーワードに線を引かせるとか。
アンダーラインの話はこれくらいにしておいて、「覚える」のに一番いいのは「想起」だとメンタリストDaiGoさんは書いています。
要するに、クイズ、テスト、単語帳のようなカードを使う、などです。
確かにこれらなら忘れていたらすぐに気づきますもんね。
テキストの再読では、覚えているか忘れているかなんてわからない。
学校生活においてはミニテストを増やすのはかわいそうなので、クイズ形式でなんかやれたらいいですね。
② BGMは勉強のジャマにしかならない
私は勉強中に音楽は聴かないし、聴いたら集中できなくなります。
やっぱり脳のジャマになっているようです。
脳は音楽がなると、目の前の作業よりもメロディーやリズムのパターンを理解しようとがんばり始めるそうです。
ただし例外があって自然音(風の音や鳥の鳴き声)だけは脳の注意力をあげるそうです。
この情報は知らない子どもも多いと思うので、伝えていこうと思います。
自然音だけでなく、自然の力には集中力を倍にする力があります。
緑豊かな公園で勉強するのも効果があるそうです。
そしてかわいい動物の写真を見るだけでも集中力が上がるのだとか。
動物も自然だから。
③スタンド生活(ジョジョじゃないよ!)
立ったまま勉強をしたほうが集中力が増し、モチベーションも上がるというのです。テキサスA &M大学の実験によれば、スタンディング・デスクで授業を受けた小学生は作業の達成度が12%上がり、子ども同士の私語が減ったうえに、グルーップディスカッションへの積極性も改善しました。
すごいですよね〜。
スタンドディング・デスク生活。
メンタリストDaiGoさんは動画で「教室の椅子をなくして全部スタンディング・デスクにすればいい」と言っていましたが、みんなが立って勉強しているところを想像すると笑えます。
なんか教師と児童の関係性も「主・従」から「主・主」になって良さそうな気もします。
とにかくこれを聞いて「座りっぱなしの授業」(まぁ、当たり前の光景ですよね。)を変えて、立ちながら何かをするというのをもっと増やそうと思いましたよ。
私は新しい用語で覚えて欲しいものを教えた時に、みんな立たせて「10回言いましょう」とかやっていますが、なかなかいい方法だったんだな、と自画自賛です(笑)。
これからはさらに「歩きながら勉強できる」何かを開発したいと思います。
それから私のスタンド生活も加速しました。
今は学校にいる間は給食時、会議、どうしても職員室で仕事しないといけない時の3つをのぞいては、だいたい立っています。
最初はしんどかったですが、慣れてくると平気。
そしてジムでは歩きながら(ウォーキングマシンで)本を読む。
この本もほとんど歩きながら読みました。集中力が高まって記憶に残りやすいそうですよ。
まとめ
勉強法のみならず「教え方」まで考えを広げることができた本でした。
とくに学習がしんどい子には「楽に」「早く」覚えれる方法を教えてあげたい。
うちの子どもたちにも読ませたい。そこらへんに置いておきます。さりげなく。「読んだら?」とは言わない。