こんにちは!日野 里映(ひの りえ)です。
『「座りすぎ」が寿命を縮める』という本を読みました。
この本は、「なぜ座りすぎが体に悪いのか?そしてどうすれば座りすぎを防げるのか」を書いてある本です。
「座りすぎ」が寿命を縮める
「座りすぎ」が寿命を縮める
基本立ち仕事ですし(教員)、運動もしているし「座りすぎ」ってほどではないでしょう?と思いながら読み始めました。
でもでも違うんですよ。
ジムに通ってれば、運動を毎日していれば「座りすぎ」がチャラになるなんてことは全然ないのです。
IKEAなどでもスタンディングデスクを売っている時代です。
「座りすぎ」がどういけないのか?「座りすぎ」を防ぐためにはどうしたらいいのか?
心に残った3つのことを紹介します。
①そもそもなぜ「座りすぎ」がよくないのか?
この本で何度も何度も述べられているのは「私たちは座りすぎていることに気づかないといけない」ということです。
「座りすぎ」が健康によくないと言われだしたのは、最近のことだそうです。
「運動はしないと体によくない」というのは薄々わかっていましたが、「座りすぎ」がなぜいけないのか?も述べられています。
理由は「座りすぎ」が健康リスクを高めるから。
「座りすぎ」は糖尿病などあらゆる病気のもととなっている、仕事のやる気を奪うなどの研究結果が出ています。
そして私が最も驚いたのは、運動不足と「座りすぎ」は別だということ。
ジムに行ったり、よく歩いたり(1日1万歩とか)していれば、その他の時間は座っていても何の問題もないと思っていました。
が、それは違い、せっかく運動をしてもそれがチャラとは言わないまでも「座りすぎ」ていると効果が減ってしまうというということです。
これはもったいない。
普段運動している人もそうでない人も、自分が「座りすぎている」ということに気づき、それを改善することが必要になってきます。
② 座りすぎとがんの深い関係
総座位時間が1日4時間未満の人たちと比べて、8時間〜11時間の人たちは、がんで亡くなるリスクが約1.2倍になるそうです。
こちらもかなり印象的でした。
1日のうち座っている時間が4時間未満ということはありません。
どう考えても、もっと座っています。
だとしたら「座りすぎ」のリスクが十分にあるということです。
それもがんになるリスクが。
③子どもの座りすぎはこわい
私がいつも子どもたちに言っていることがあります。
「運動をすれば頭がよくなる。できるだけ外で遊びなさい。」
(そうは言っても外遊びが嫌いな子も結構いて教室の中で過ごす子たちも多いですが。)
体育もできるだけ話を聞いたりする時間を減らして体を動かす時間を確保しています。
私が上記のことを言い出したきっかけはこの本です。
『脳を鍛えるには運動しかない』
この本の題名を初めて見た時、衝撃が走りました。
脳(頭の良さ)と運動に何の関係があるの??と。
この本にはアメリカの小学校で体育の授業を増やしたら成績が上がったという結果が書いてありました。
そのほかにも運動と頭の良さとの関連がわかる研究結果がたくさん載っています。
この本を読んでから、私自身も運動を積極的にするようになりました。
まとめ
今回は『「座りすぎ」が寿命を縮める』の紹介をしました。
タイトル通りのシンプルな内容で、「座りすぎ」の害とそれを改善する方法が書かれています。
この本を読んでから、子どもたちの丸つけをする場面などでもなるべく立ってやることにしました。
今までは座ってやっていたんですが、教卓でやると高さがちょうどいいです。
教卓はスタンディングデスクですよ。
電車でも席が空いていても「あえて立つ」ことを選択しています。(厳しいときもありますが。)
理想は「起きている時間で、ご飯を食べている時間以外は立つ」ですが、なかなかそこまではいきません。
いきませんが、「私は座りすぎている」ことを肝に命じてできるだけ「立つ」ようにしたいものです。
Apple Watchのアクティビティには「スタンド」というのがあって、1時間に1回は立って何かをするように警告されます。(よく会議中など立てないときにされています。)
これも「座りすぎ」防止のいいアイテムだと思います。